京都看護大学では、2024年6月19日(水)にエジプトアドバンスド看護師8名を招き、
『エジプト・日本教育パートナーシップ人材育成事業 看護管理とリーダーシップ研修』を行いました。
本研修はエジプト大使館、JICAなどの共催で長年開催され、大阪の国立循環器病研究センター等幾つかの病院や日本看護協会、佐久大学看護学部で1か月半の研修が組まれており、災害看護研修については本学で受け入れることになりました。
『災害発生時における病院の初動体制と看護管理』を研修テーマに据え、参加型のシミュレーションや災害メーク、搬送をプログラムに先生方、院生、学生の参加を得て、両国の交流を踏まえた盛況ある災害看護研修の場となりました。
午前は災害看護活動プレゼンテーション、STARTトリアージの基本、トリアージ映像シミュレーションをテーマに、午後は被災病院多数傷病者受け入れシミュレーション、災害メーク実習、搬送実習を行いました。
最後はエジプト看護師から、エジプトの臨地看護の現状や看護教育制度について講話して頂き、Q&Aを通して、エジプト看護師の元気で積極的な学ぶ姿勢が伝わり、参加した学生にとって大変刺激的な一日であったと思います。
エジプト看護研修生からは、災害看護に必要な優先度を踏まえた判断力、協働等をねらいとした参加型研修での学びについて高評価であったと担当者からメールがありました。また本学のおもてなしにも感謝しておりました。
ご協力頂いた皆様に感謝しております。今回が海外からの研修生を受け入れるきっかけになったと捉えております。
(研修担当者 小原真理子)