本研修では、患者の「望むこと」、「大切にしたいこと」を看護師がどのように支援していくのか、
意思決定支援モデルを提示しながら研修が進められました。
看護師は患者や家族にそれぞれのニーズを話し合う過程で丁寧に向き合い、
信頼関係を構築しながら患者とともに今後を考えていく姿勢が必要であると学びました。
意思決定支援を行う必要性を理解しつつも、積極的介入の時期について苦悩していた受講生は、
患者と家族の状況によって積極的な介入より見守ることが大切な時期もあるという気づきがあったようです。
終了後のアンケートでは、「ACP は無理に勧めなくてもよいと講義で聞き、安心した」、
「それぞれの患者さんとよく話し合うことを大事にしたい」と記述されていました。