クリティカルシンキングは仕事や学習、日常生活の様々な場面で、目標達成のために情報収集し、
分析と評価を通して推論し、問題解決をするための思考です。
看護師は、看護実践の場で患者の訴えや症状などの情報を収集し、その分析と評価に基づいて、
予測や仮説を設定し、「推論」を立てるというアプローチを進める能力が必要とされます。
この分析的な思考を、臨床実践の過程で繰り返し習慣化することで、考え方の質を高め、
洗練された思考を育成することにつながります。
研修では講師が受講者へ質問や投げかけを行いながら身近かにあるクリティカルシンキング、
また受講者が語った看護ケアの中にあるクリティカルシンキングを掘り起こし、
受講者自身が認識できるという過程で進めました。
研修の時間経過とともに「よくわからない」という反応であった受講者が、次第に「わかってきました」
とうなづき、返答されていました。