「私の経験を紐解いてみましょう」をテーマとして、研修会を開催しました。
本研修では、「看護現場学」をもとに学習を進めました。看護現場学は、
臨床での出来事についての看護師の<感じ><考え>という認識を深めて、
看護の本質について探求する帰納法による「経験学習」のプロセスです。
例えば、「忘れられない患者さん」の記憶から、なぜその患者さんを記憶していた
のだろうか、とたどっていく内省(リフレクション)を経て言語化、明確化し、
その気づきや学びを行動化へとつないでいくことで、個人としての成長、そして
他者の成長への支援に有効なスキルとなります。
経験の概念化と行動化を繰り返すことにより、看護の質向上につながると考えます。