5月末までの遠隔授業実施についてのお知らせ
学生ならびに保護者のみなさまにおかれましては、新型コロナウィルス感染が拡大するなか、大きな不安を抱きながら日々を過ごされていることと存じます。残念ながら、我が国における感染は拡大を続けており、5月6日までの緊急事態宣言も延長される可能性があります。
学生のみなさまや教職員の命と安全、健康を守り、ならびに感染拡大防止の社会的責任を果たしながら、本学における学修を継続的に提供するため、5月末までの授業は遠隔授業で実施致します。また、今後も授業だけではなく、就職・生活支援にもリアルタイム遠隔講義システムを活かして取り組んで参ります。なお、大学キャンパスへの入構禁止措置も遠隔授業期間中は継続致します。
学生ならびに保護者のみなさまのご理解とご協力により、このシステムを活用し、講義は学年暦通りに進行しています。当初は通信環境および取り扱いが不慣れなことから、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。鋭意工夫、改善を重ねておりますが、さらに、今後は一方的な講義にならないように、学生みなさまの理解を把握しながら授業を進め、ディスカッションも増やすなどして教授方法の精度をいっそう高めてまいります。学生のみなさまからリアルタイムにあがってくる感想や学びからは、大学における対面講義と同質、それ以上に学修が深化しているように思います。モニター越しのOne to Oneの関係が、自分に向けられる教授内容、メッセージとして学生のみなさまに受け止められているのではないかと推察しています。
学生ならびに保護者のみなさまと私ども教職員が、ともに‘手を携えて’人類に課せられたこの課題に挑んでまいりましょう。
そして、この未曾有の危機の中で、今こそ、‘生命の尊さ’、‘何気ない日常の有難さ’を顧み、‘看護を学ぶ意義と専門性をより高めていく誓い’を刻みたいと思います。
学生ならびに保護者のみなさまには、趣旨をご理解頂き、引き続きご協力下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
なお、6月以降の授業運営については、5月18日(月)を目途に本学HPでお知らせ致します。
令和2年4月29日
京 都 看 護 大 学
学長 豊田 久美子